最近よく耳にする負動産
昔は一国一城の主としてマイホームを持つ事がステータスでした
そして、その不動産を子供に残す事で託されたお子様も幸せになれていました。しかし今はエリアによっては家や土地を残された事で子供が大変な苦労をする不動産もあります
今回はそんな不動産が負動産に変わる理由について説明をします。これから紹介するのはあくまでも一例ですのでご了承ください
不動産が負動産に変わる理由について

これにはいくつかの理由があります
まず不動産が負動産に変わったと言う事は資産価値がなくなったと言う事です。驚かれる方もいらっしゃいますが世の中には1円でも貰い手がない不動産が沢山あります
※最近ではそんな不動産を有償で引き取りサービスを始めている会社もあります。(所有者がをお金を払って業者に不動産を引き取って頂きます)
例え遠方の不動産でも査定をして見たらお金になるのであれば売却すればいいのですから負動産ではありません
そしてこの負動産が生まれるサイクルは何十年も前から起こってしまっています
・人口増加とマイホーム神話

昭和47年に日本列島改造論が言われました
また人口や世帯数も増えていました。都心ではなかなか家が持てず郊外の土地が開発され、そこに移り住む人が増えました
それでもエリアによっては抽選となったり物凄い人気でした
都市開発に伴い私鉄やバス、スーパーなどを建築され生活施設も充実してとても住みやすい街が出来上がりました
その頃は誰も土地は値上がりする物だと思っていました
そして平成に入る位に
・バブル崩壊

バブル崩壊自体は一般的な購入者にとっては悪い事ばかりではありません。段々と地価が安くなって行きある意味購入しやすくなった側面もありました
しかしこの辺りから人の流れが変わって行きました
これまでは都心は地価が高く家を持てなかった人達が段々と都心や都心近くで家を持てるようになってきたのです
これはバブル崩壊後、直ぐに起こった事ではありませんが何十年もかけて起こった現象です
親は自分が買った家に住んでいるが子供は家を出て都心に住んでいる。実家に戻る予定もない
如何でしょうか
自分自身は違っても、周りには多いのではないでしょうか
そしてここまでの現象は全て個人レベルでどうする事も出来ない問題です。社会現象なのです
次回はバブル崩壊後、人の流れが変わってしまった事より
いよいよ不動産が負動産に変わって行きます