前回はAさんが所有するマンションの査定額を提示しました
そこで判明したのは相場よりも1,000万円は高く購入していた事でした
この時点でAさんは震えていました
そしてもっと驚きの事実が判明しました

不動産購入で大失敗・最後は自己破産で清算

相場よりも約1,000万円は高く購入していたAさん
そしてもっと深く調査をしていくと驚くべき事実が
Aさんは紹介されて不動産会社からは、その不動産会社が売主だと聞かされていました。実際の売買契約書の売主もその不動産会社でした
しかし問題なのはその不動産会社がそのマンションを仕入れた時期でした
そのマンションの成約事例を調べていくとAさんが購入したマンションの成約情報が手に入りました
しかしその情報では違う不動産会社が売主として掲載されていました
またその成約時期がAさんが購入した時期と重なります
そしてその成約価格は相場の価格でした(Aさんが購入した価格よりも1,000円以上低い価格です)
ここからは推測になりますが
今回のスキームは以下の通りです
①まずAさんにマンションを内見してもらう
②その際には価格は既に1,000万円の上乗せ
③Aさんから購入申込書をもらい契約を進める
④Aさんとの売買契約と同時に不動産会社が元の不動産会社と売買契約と締結(物件の仕入れ)
⑤不動産会社はAさんから代金を受領し元の売主に支払う
これが私が推測したスキームです
これが事実であればAさんに販売した不動産会社はノーリスクで約1,000万円の利益を手にした事になります
ここまでの事実をAさんに伝えるのは如何かと思いましたが、今後解決しておくには大事な事だと思い説明をさせて頂きました
この上でAさんと具体的な解決策について考えて行きました