今回も不動産が負不動産に変わる理由についての続きとなります
前回はバブル崩壊について
そして今回は崩壊後の人の流れが変わってしまい負不動産になってしまった。その理由を深掘りしていきます
不動産が負不動産に変わる理由・人の流れ

バブル崩壊とともに地価が下がりこれまで郊外でしか家が買えなかった人たちが都心でも買えるようになりました
だんだんと人は都心に集まるようになり郊外の大型ニュータウンなどは空家が目立つようになってしまいました
そして大型ニュータウンではなかなか不動産が売れなくなってしまいました。(ライバルが多すぎる)しかしそのような状況だけでは負不動産とは言えません
それではなぜ不動産が負不動産に変わるのか
大型ニュータウンが人気があった頃は私鉄やバスも走り大型スーパーなどもタウン内に建築されました
しかし人口が減っていけば私鉄は廃線となりバスも本数が減ってしまいます
そしてとうとうスーパーまでも閉店してしまいます

このようになってしまうと、ますます不動産は売れなくなってしまいます。当然ですがそこで暮らしてきた人たちも不便になり子供は都心に家を持ち、残された親も引っ越してしまいます(また売却物件が増えてしまいます)
このような現象は日本全国で起こっています
前回も述べましたがこのような現象は社会現象ですので自分一人の力ではどうすることもできません
それでも気にいって暮らしているのだからいいだろうと思う方も当然いらっしゃいます。それはそれで良いことなのですがここで寂れて行く大型タウンなどの現状をお伝えします
まず私鉄の配線やバスの本数が減ることにより都心へのアクセスが悪くなってしまいます
次に大型スーパーなどが撤退してしまうとそこで暮らしている方の(奥様)のパート先がなくなってしまいます
家計を助けるためにパートを始めたいのですが徒歩や自転車で行けるところに良いパート先がなく、バスや電車で行こうにもアクセスが悪くパートをする為に車を購入することにもなりかねません
そして税収が落ちてしまいます
この税収が落ちたことにより道路の補修や公園の整備などが行き届かず、ますます寂れた雰囲気になっていってしまいます
※すべての大型タウン等がこのようになるわけではありませんあくまでも一例です
このように人の流れが変わるだけであっという間に街の雰囲気は変わってしまいます
そこで暮らしていた人たちもだんだんと引っ越す人が多くなり売却に出してもなかなか書いてが見つからず不動産が負不動産になってしまうのです
今回は人の流れにより不動産の価値が大きく変わることについて説明させていただきました
せっかくの不動産が負の遺産とならないように数十年後の価値を予測しながら不動産を購入してください