不動産の豆知識

【不動産トラブル事例】解体工事の内容は違っていた

不動産トラブルについて

今回、ご紹介する不動産トラブルは売主さんと買主さんのトラブルではなく依頼した不動産が起こしたトラブルです

不動産会社の経験値といい加減な営業マンが起こしたトラブルでした

※こちらは私が懇意にしているハウスメーカーの営業マンから意見を求められた事例です

 

不動産会社トラブル事例・解体工事の内容が違っていた

 

土地を購入されたG様

売買契約の内容では元々存在していた家や庭木など一切の工作物を売主の方で解体除去して引渡しする事になっていました

しかし契約書の特約で隣地に影響を及ぼす恐れがある場合は都度、打ち合わせを行い、場合によっては現状のままで引渡しする場合もあると記載されていたようです

現場も確認すると土地は道路から高低差がありました

隣地との境界にも擁壁が設けられていました

問題はこの擁壁ついてでした

売主さんは売却を依頼していた不動産会社に解体工事業者の紹介もお願いされていました

不動産会社は売買契約が完了しましたので、付き合いのある解体工事業者に工事を依頼

そして工事が進んでいくと問題の擁壁を除去しようとしました

しかし高低差もあり隣地との間にある擁壁を除去すると隣地への影響があると解体工事業者は判断したようです

当然、解体工事業者は不動産会社に報告します

この時に相談された営業マンは二つ返事で

「だったらその擁壁は残しておいて構いません」と言ったようです

解体工事業者はその言葉を信じて擁壁は残したまま工事が完了しました

そして引渡しを迎える事になりました

 

続く