今回は不動産購入後におこるトラブルについてお話しをします
中古マンションや中古住宅は購入された方のほとんどはリフォーム工事をされます
しかしこのリフォームのトラブルが非常に多いのです
折角、時間をかけて購入したのに最後の最後にリフォーム工事でトラブルになっては今までの苦労も台無しです
そんなリフォームのトラブルを避ける方法をお伝えします
このブログでわかる事
・何故、今リフォーム工事のトラブルが多いのか
・リフォーム会社の見分け方
・上手なリフォーム会社との付き合い方
念願のマイホームが台無しにならないように是非ご参考に
まずお伝えしますが私の経営する会社でもリフォーム会社の紹介をしています。これは不動産仲介にはリフォームは切り離せないからです
通常中古住宅を購入される方は内見された後に購入に係る諸費用とリフォーム工事費用を質問されます
その時にリフォームの見積もりとリフォーム会社を紹介しています。しかし決して斡旋はしません。そして失礼ですがお客様によってはリフォーム会社の紹介をしない場合もあります
これはいらぬクレームに時間を取られるのが嫌だからです。(あくまでも稀なお客様だけですが・そこの判断は長年の勘です)
大抵のお客様にはリフォーム会社を紹介していますが、リフォーム会社から紹介料は一切頂きません。正直昔は頂いていましたが大分前に止めました
理由はその紹介料はお客様が払っているからです。決してリフォーム会社の利益を少なくして払っている訳ではありません(と思います)
現在はリフォーム会社との取り決めは紹介料はいらないが、見積もりだけの仕事になっても見積もり費用は請求しない事にしました。これで不動産会社は中古住宅販売に必要な見積もりが手に入る・リフォーム会社は営業なしでお客様を紹介してもらえる・お客様は適正価格でリフォーム工事ができる
長くなってしまいましたが、何が言いたいかと言えば不動産会社から紹介されたリフォーム会社は、その不動産会社に紹介料を支払っている。大抵の場合は紹介料は工事費用に水増しされている事です
別に紹介料が悪い訳ではありませんが不動産会社も紹介料が欲しいと斡旋に近い形になります。これもこれから説明をするトラブルの一因です
何故、今リフォーム工事のトラブルが多いのか

これはリフォーム会社の特性です
特に比較的規模の大きいリフォーム会社やチェーン展開しているようなリフォーム会社です
・見積もりに来るのが営業マンの弊害①
少し驚かれると思いますが、この見積もりをとるのが営業マンだった場合にトラブルが起こりやすいです
※あくまでも私見ですのでご了承くださいね
会社の規模が大きい程、仕事が分離されています。この事自体は致し方ないのですが問題なのは見積もりに来た営業マンがリフォーム工事の経験が無い事です
極端に言うとクロスの貼替工事を依頼を複数社に依頼をした時にクロスの量が全く違っていました
新築住宅と違い中古住宅のリフォームは経験がないと部屋の採寸すら出来ません。どこのリフォーム会社も壁や床の採寸をして行きます
その時に窓がない壁であれば誰でも採寸する事が出来ます。しかし部屋には必ず開口部(窓やドア)があります。その部分はクロスをはりません
そしてクロスはサイズがあり必ず端切れが出ます。その端切れも計算に入れて1部屋のクロスの量を計算します
これは以前リフォーム会社を退職した後に私の会社で働いた社員に聞いた話ですが、そこのリフォーム会社は工事着工後にクロスの数量が足りなくてもお客様に請求出来ないから開口部が無視して採寸するように言われていたそうです(ものすごい量のクロスが余ったそうです)
このような経験不足の営業マンが採寸し注文されたクロスもお客様がお金を払います
・見積もりに来るのが営業マンの弊害②

次の問題は営業成績の問題です
これはリフォーム会社に限った話ではありませんが、どこの営業マンも売上げに応じてインセンティブをもらいます
すると営業マンはどうしても契約を優先してきます
特に今は相見積もりが当たり前です。その事は当然営業マンも分かっています
すると営業マンは契約したい為に色々な甘い事を言ってきます。例えばそこの棚はサービスで付けるように会社にお願いします!
あとはお客様が工事内容に不安があり質問をしてきても、工事の人間に確認もせず大丈夫と言ったりします
これは全て契約優先から起こる弊害です
基本営業マンは契約までが仕事なのです。勿論全ての会社ではありませんが営業と工事が分離しているリフォーム会社で起こるトラブルの一因です
そして往々にしてこの営業マンが言った事が工事の人間に伝わっていなかったり、大丈夫といった工事がお客様のイメージと違いトラブルになってしまいます
すいません、前ふりが長くなってしまいましたので次回に続きます
次回はこのリフォームトラブルを避ける方法をお伝えします