不動産購入の話

【不動産購入・トラブル】リフォーム工事のトラブルについて 3回目

これまで説明をしてきました

不動産購入後で多いリフォーム工事トラブルですが、今日はリフォーム会社との付き合い方を紹介します

まず前提として見積もりに来た方のスキルや知識・見積もり金額が妥当である事は絶対条件です

そう言った意味では相見積もりは必ず行いましょう。しかしあえてリフォーム会社に相見積もりを取っている事は言う必要はないと思います

リフォームトラブルを避ける為に

リフォーム会社との付き合い方

①価格交渉をしない
②工事期間を早目ない
③現場に行かない

①価格交渉をしない

これは私が自社物件をリフォームを依頼する時も絶対に交渉しません

逆で考えて頂ければ分かりますが、自分の仕事としての対価が何の理由もなく下げられたら嫌な気持ちしか残りません

特に職人と言われている方がには屈辱的だと思います。それと大きな理由は前回説明をしましたがリフォーム工事は基本的に分離発注で行われます

その時に価格交渉を受けて仕事を行うと安い単価で受けてくれる業者に仕事を依頼するケースが出てきます。当然仕上がりが悪くなる確率が上がってしまいます

中には価格交渉を行うと「他所でやって下さい」と断れてしまいます

価格は正直です
安かろう悪かろうが、普通に出てくるのがリフォーム工事です。プライドを持ったリフォーム会社は、その見積もりにも自信を持っています。人生の中で数回しか行わないリフォーム工事です。しっかりとした考えと現場を仕切る力のあるリフォーム会社に依頼をしましょう

そして万一、施工内容に不備があった場合はしっかりと対応してくれるはずです。しかし価格交渉をされていると最初から思いがずれていますので、その対応も満足いく対応ではないと思います

 

②工事期間を早目ない

これも絶対に言わない事をお勧めします

お子様の転校のタイミングや新年は新居で迎えたいなどお気持ちは分かりますが工期を早目てしまうと、どうしても施工ミスが起きやすくなってしまいます

またあまりにみタイトなスケジュールを組まれると職人も応援を頼み工事を行う事になります。すると目に見えないミスが起きてしまいがちになります

もう一つ懸念する事が近隣からのクレームです

マンションの場合は工事時間も決められていますが、それでも無視して工事をしているリフォーム会社もありました

戸建ての場合は夜中まで工事を行っている時もあります

この場合は当然、隣家は工事の音に悩まされます。工事を行っている時に直接言ってくれれば対処できるのですが、多くはリフォーム会社や職人には言わず引越しをした後に所有者に言われてしまいます

これでは引越し前からご近所付き合いがし辛くなってしまいます

 

③現場に行かない

これは行きたくなると思います

リフォーム会社も来てくれるなと言えません。しかし工事中は行かない事をお勧めします

理由はまず危ない事です

リフォーム工事中は建材や道具などが沢山運び込まれています。職人はどこに何があるのか分かっていますが、把握していない人間が立ち入ると釘を踏んでしまったりして怪我をしてしまいます

次に工事の過程を見ると驚く人がいます。どんな現場でも完了するまではキズがあったりするものです。最後はそのキズも補修して引渡しとなります。しかしそのキズを見つけて施工ミスだと言ってくる人もいます

工事が止まってしまう事と基本的に職人は無愛想である

工事中に施主が来てしまうとスペースの問題もありますが工事が一旦中断してしまいます。それと基本的に職人さんは社交的ではない方が多いです。施主が現場に行ってもろくに挨拶をしない職人さんもいます

これはどの職人さんも本音ですが、できれば施主には工事中は現場に来て欲しくないと思っています

いかがでしょうか、このように説明をしてしまうとリフォーム会社に媚びを売るように感じてしまう方も多いと思いますが決してそのような事ではありません

お互いの立場を尊重して気持ち良く仕事を依頼して、気持ち良く仕事をしてもらう

気持ち良くお金を支払い、もし施工ミスがあれば遠慮なく言う

これがリフォーム会社と上手な付き合い方だと思います。変な価格交渉を行い仮に5万円・10万円まけて貰っても、施工内容やアフターサービスに問題があっては台無しです

数十万円・数百万円を支払うリフォームだからこそ適正価格でプライドを持ったリフォーム会社に依頼しましょう