不動産購入の話

不動産購入編 【購入の決断が出来ない】

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先日弊社の社員からこのような相談がありました

担当しているお客様がこれまで都合3回同じ物件を内見をしてもらってるのですが、なかなか結論が出せないと言われています。担当者はそのお客様にとっては最適な物件なのでぜひ購入していただきたいと思っているのですがお客様自身が自分の買い時がわからないと悩まれています

以上のような相談でした

これは私もこの業界に入ったばかりの時に悩んだことです

決して強くお勧めするわけでは無いのですが客観的に見てお客様にとって最適な物件でもそこはやはり高い買い物ですのでなかなか結論が出せない方が多いです

しかし結果的に買い時を逃し振り返ったときにはその物件が売却済みだと言うこともよくあります。そこで今回は不動産会社から見た決断のタイミングを説明させていただきます

不動産購入・決断のタイミング

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不動産の購入の決断は皆様にとってとても大変なことです

ここで少し面白い話をさせていただきますが、これまで沢山の方の不動産購入の場に携わってきました

その際に多くの方が言われることがあります
それは「こんなに早く見つかると思わなかった」と言うお言葉です

これは不動産を探し始め始められて半年で見つかった方も3年で見つかった方も同様なことを言われます

同様になかなか結論を出せない方はどれだけ探していてもまだ見始めたばっかり・まだ数件しか見ていないと言われます

つまり不動産購入の決断のタイミングと言うのは内見した件数や探している期間ではないと言うことです

それではどのようなタイミングで結論を出すとより良い不動産と縁があるかと言う事ですが

まず必ず頭に入れといて頂きたいのですが自分が希望する物件と出会うチャンスは非常に少ないと思ってください

これは真剣に探せば探すほど少ないと思います。購入する気持ちがなくとりあえず勉強のつもりで物件情報を集めたり、内見をしてもあまり参考にはなりません。そしてこういう探し方をしているとご自身の条件が曖昧ですので沢山の物件が該当します

そして、こういう探し方で1番厄介なのは内見しすぎると言うことです

たくさんの物件を内見するのが決して間違いだとは言いませんが、参考程度の内見を増やしてしまうとそれぞれの物件の良い所が集まった物件でないと結論が出せなくなってしまいます。しかしそういった物件は存在しないと思って頂いた方が良いと思います

それではどのような探し方が1番適切なのかですが、仮に購入を3年以内と思って探している方も内見する際は、購入するつもりで内見してください

そうやって内見されていくとご自身の希望条件がより明確になり、逆に希望条件が矛盾していることにも気づかれると思います

このようなお気持ちで物件収集や内見をされていけばこちらが強くお勧めしなくてもご自身の購入のタイミングはおのずとわかってくると思います

その結果、自分に最適の物件と出会うのが1ヵ月後かもわかりませんし2年後かもわかりません。そして結論を出された物件は決して失敗のない不動産購入になると思います

なぜ今回このようなお話をさせていただいたかと言うと不動産を購入される目的が変わる方がいらっしゃいます

不動産購入には強いメンタルも必要になります。自分は気に入っているのだがもっと探したらもっと良い物件が出てくるかもわからない、もう少し経てばもっと安くなるかもわからない

そういったことばかりを考えているとせっかくの物件も売却済みとなり購入することができなくなってしまいます

そしてこういった方の多くは購入動機が曖昧になり時期だけで結論出される方もいらっしゃいます。例えばですが子供が小学校に入学するから、もうすぐ40歳になるからなどといった理由で結論を出されるのが私は1番最悪な結論を出し方だと思います

今回は不動産屋から見た不動産購入のタイミングの話です
中には理解しがたいお話もあったかと思いますがよろしかったら参考にしてください