不動産購入の話

マイホーム購入・厄介な親の反対について

今回のお話は我々不動産会社にとっても少々厄介な親からの反対です

親御さんのお気持ちも理解出来ますが、正直反対された理由がわからない場合もあります

そんな親御さんからの反対に対してどのように対応して行くかについてお話しします

マイホーム購入・厄介な親の反対について

まず誤解がないようにお話しますが、親御さんの反対が悪いとは思っていません。何故なら我が子が数千万円ものお金を出してマイホームを購入、ましては何十年と続く住宅ローンを使うのですから心配して当然です

それでは厄介なケースとは

それはさしたる理由もなく反対される親御さんです

物件の良し悪しではなくどんな物件でも反対されます

正直、我々は慣れっこです

しかし可哀想なのはお子様です

どんな物件を相談しても、どこか悪い所を探して文句を言われてしまいます

当然、お子様も親御様さんから強く反対されたら購入を見合わせます

親御さんに相談して、素直に親御さんの意見を聞かれる方は我々よりも親御さんの意見を信用されますので一瞬で物件に対して冷めてしまいます。逆に親御さんが反対されない家庭は契約まで一度も親御さんが内見されないケースが多いです。自分が買うわけではないから子供が気に入ればいい良いと言うスタンスです

反対されるケースで残念なのはお子様はとても物件を気に入っている場合です

お子様は気に入っている。しかし大切な親の意見も尊重したい。しかし説得出来ずに時は流れ物件は売却済みになってしまう

そしてこの問題の厄介な所は、往々にしてもう片方の親御さんは口を出さない、もしくは気に入っている事が多いです。すると本人達の夫婦仲もおかしくなってしまいます

それでは厄介な親の反対を回避する方法です

これまでの経験上、二通りの方法があります

まず親に相談しない

これは決してお勧めする訳ではありません。しかしこの方法で何組もの方がマイホームを購入されました

この方法を選択する方は、それまで何度も親御さんの反対で物件を買いそびれています。そして親御さんの反対意見が理にかなっていない事に気がつきました

このままではどんな物件を相談しても反対される事は目に見えていましたので契約・引渡しまで全て内緒で進められました

全て事後報告です

しかし引渡し後に報告してもトラブルにはならず今でも親子関係は良好なようです

 

次の方法。こちらがお勧めです

物件情報の時から親を巻き込む

気に入った物件が見つかってから相談するから反対されるのです

親御さんの気持ちを考えて見れば気に入って物件が見つかったからと相談されれば何となく反対したくなってしまいます

しかし自分が探した物件は反対しないものです

気になる物件は予めリサーチをして親御さんがその物件を手にとるように上手に誘導して下さい

この方法を使えば親御さんの反対もかわせるはずです

親御さんは大切な子供がマイホーム購入で失敗しないように老婆心で反対されます

少々ブラックな言い方になってしまいますが一般の親御さんは多くても家は二回ほどしか購入したことがないはずです

それなのにこの物件が良い悪いと言う客観的な意見は信憑性に欠けると思います
しかしそれも大事なお子様を守るためです

私は内見時に親御さんが同席される場合は親御さんの表情ばかりを気にしています。そしてなるべく親御さんに気に入っていただけるように説明をしていきます

親御さんがどうして反対するのかその言葉の奥にある心理をうまく汲み取ってより良いマイホーム購入に役立ててください