今日は不動産購入にあたって1番大事な予算の決め方についてご説明させていただきます
賢い不動産の予算決め

買主様にヒアリングをしておくときに必ず私共も聞くのが不動産に対する予算です
その際によく言われるのが今の賃貸マンションの家賃がこれぐらいだから同じ位の支払いで買える不動産を紹介してくださいと言われます
特に最近は事前にネットなどで調べて現在に家賃と同じ支払い額でローンの借り入れ額を計算してあらかじめ予算を決めてくるお客様もいらっしゃいます
しかし私はこの予算を回答されたお客様にはもう一度改めて予算の組み立て方を説明します
なぜなら現在支払っている家賃と言うのは今支払いができていると言うだけです
これからお子様の成長に合わせて教育費が必要になります。特に今は習い事をされるお子様も多く、年々教育費などは上昇しているそうです。しかしどの企業も年功序列などの制度の見直しが始まっており給料が年々上昇していくと言う企業は少ないのではないでしょうか
合わせてご家庭によっては親御様の介護の問題も出てきます。例えば30歳でマイホームを購入された方が40歳を超えたあたりでお子様の進学や親御様の介護費用の問題が出てきています
この時に奥様が働いていらっしゃれば何とか返済はできるかも分かりませんが、奥様がご実家の介護でなかなかフルタイムで仕事ができなかったり、お子様の塾や習い事の送り迎えでパートしかできなかったりしているご家庭も多いと思います
このように長期で返済をする住宅ローンは、その期間内にお金の出費も変わってくると思います。どんな時でも支払いが出来るような返済額にしておく事は非常に重要なことです
不動産会社が出す広告にも今の家賃と比べてくださいなどと言うキャッチコピーをよく見かけますが、今の家賃と比べても何の意味もありません10年後20年後の出費を予測しその時でも支払いが可能な住宅ローンの設計にして下さい。そうしておかないと何の為に家を購入したのか意味がなくなってしまいます。明るく健やかに生活するためにも最初の予算決めが1番大事です