不動産の豆知識

不動産購入と資産形成について part2

今回も不動産と資産形成について説明をさせて頂きます

前回は何時でも自由に売却(換金)できる家を購入しましょうと言ったお話しでした

今回は購入する時の住宅ローンで資産形成が変わってくる点についての説明です

まずは基本的な事ですが(前回も書きましたが)家の売却価格が住宅ローンの残高を上回っていれば自由に売却する事が出来ます

値下がりし難い家を購入する事も大事ですが住宅ローンの借入れ金額も非常に重要となります

残念ながら全国的に見ても今後は人口減の影響もあり不動産市況は悪くなって行く事が予想されます。これは単純に購入する人が減りますので価格は下落すると思われます

今でもほとんどのエリアで新築住宅や新築マンションを購入すれば買った途端に価格は下がっていきます(テレビや新聞などは東京等の都心の一部分のエリアの事を指し価格上昇と言ってるだけですので惑わされないで下さい。そのようなエリアも今後はどうなるか分かりません)

つまり物件価格の100%で住宅ローンを組んだ方は、家を買った時点で債務超過となっています

勿論住宅ローン控除等の税制優遇を利用したい為に自己資金があった場合でもあえて100%の住宅ローンを組まれた場合は別ですが、「家賃並みの支払いで返済できる」等のセールストークで自己資金無しで購入された方は注意が必要です

それでは簡単に自己資金を貯めてから購入した方が良いのかと言っている訳ではありません

確かに今の低金利であれば自己資金を貯める年数を考えると自己資金が無くても家を購入された場合が良いケースも沢山あります

少々失礼な言い方になってしまいますが、ご自身の身の丈にあった家を購入すべきです

不動産屋の私が言うのもなんですが、昔のように家を所有する事に対すバリューは少なくなっています

はっきりと申し上げると周りが皆家を購入したからと言って無理して家を購入する必要はないと思います

昔よく言われた「一国一城の主になって一人前」は今の世の中に当てはまらないと私は思っています

ただし家を購入した事によるメリットも沢山あります

  • 将来老後の住まいの心配が軽減される
  • 子供に自分の部屋も持たせる事ができる
  • 大事な子供に家を残す事ができる
  • 賃貸住宅と比べて持ち家ですから自由に使える
  • ペット飼育にも制限がない

これは以外にも沢山にメリットがあります

そんな大事な家だからこそ資産形成について考えて購入をして下さい

少し前ふりが長くなってしまいましたので「住宅ローンと資産形成」については次回にご説明させて頂きます