不動産購入の話

不動産購入時の仲介会社を変更したい

先日のご質問を共有させて頂きます

その方は、とある不動産会社に購入の相談をされていたようです。数件内見を行い、ようやく気に入る物件が見つかり前向きな検討に入った時に不動産会社に対して不信感を持ってしまったそうです

不動産購入時の仲介会社を変更したい

 

この方が不安(不満)になった事ですが

・返事をせかされた
・申込書に際して申込み金が必要だと言われた
・1週間、物件を商談中にして欲しいのに断れた

他にも色々とあったようですが、大きな心配はこのような事のようです

そこで私の回答ですが残念ながら不動産会社には大きな落ち度はないとお答えしました
私の返答にも大分不満のようでしたが・・・

まず返事を急かされた件ですが、これはしょうがないと思います。営業マンですので内見のお客様に対して返事を迫るにはしょうがないと思います

ただ営業マンのトークに問題がある場合もあります。とってつけたような事を言われたのだとしたら、この方が怒っても無理はないかと思います

 

次に申し込み時の申し込み金ですが

これは会社によりけりです

申込み金を請求する会社もあると思います。申込み金と言っても売買契約時の収入印紙税程程度が多いと思います(すいません弊社では頂きませんので昔の不動産会社の例です)

しかし、このお金は契約に至らなければ必ず返金されます

勿論、高額は申込み金は断るべきです

断ったからと言って申込みが出来ない訳ではありません

 

1週間、物件を商談中にして欲しいのに断れた

この方は自分達は進めて行きたいが親御様の了解をもらうのに1週間時間が欲しくてお願いされたそうです

しかし不動産会社からは断れてしまい、怒ってしまったようです

その中で質問されたのが「仲介会社を変えていいですか」です

皆様、いかがでしょうか

もし私が中古車購入を検討した時に同じ対応をされたら同じ感情を持つかとも思います

しかし不動産には不動産のルールがあります

私の会社で仲介が出来ないかと言われましたが丁重にお断りしました

この中で一番、怒っていたのは「1週間、物件を商談中にして欲しいのに断れた」です

これは、よほど売れ残りの物件でない限り無理だと思います

売主さんの立場で考えれば理解されると思います

仮に1週間、商談をストップしてしまうとその間、売主さんは買主様と一切商談ができなくなってしまいます

これは売主様にとっては機会損失になってしまいます

また逆で考えればわかりやすいと思いますが

もし自分が内見したい物件があるのに、他の方が購入するかどうかわからないのに、1週間商談中にしていると、自分たちもその物件を内見することができません

そのために不動産購入は購入申込書を出して条件が整った方が1番手となっています

この不動産会社の方が1週間物件を止めてくれと言われてできませんと言ったのは非常に当たり前の話です

最後に不動産会社を変更出来るのか

real-estate-company-salesman

この不動産仲介会社を変える事ですが、これまでも度々相談をいただいたことがあります。もちろん弊社が嫌で、他の不動産会社に相談した方もいらっしゃると思います

結論から言いますと専任物件でなければできる可能性はあります。しかし、専任物件でそこの不動産会社が嫌だとしても、なかなか他の不動産会社を通して購入する事は難しいと思います

購入申込みの名前を見てお断りされるでしょう

専任と言う事は、売主様は信頼してそこの不動産会社に依頼をしているのですから、よほどの大きな問題でない限り、他の不動産会社を通して再度商談を申し込むのは難しいと思います

これは余談ですが、不動産仲介の場合、例えば弊社の専任物件で内見をしたお客様がその後連絡取れなくなり他の不動産会社から同じ物件を申し込む方がいらっしゃいました

どのような理由でそのような事をされたかについては全て把握出来ませんが中には仲介手数料が安かったので、他所の不動産会社から申し込みをしたと言う方もいらっしゃいました

しかし残念ながら、その方とは契約を結ぶことができませんでした

なぜなら、我々は買主様同様、売主様も大切なお客様です。このようなことをされると自信を持って売主様に良いご縁とは言えません

当然売主様にもそのお客様のことを説明し、売主様も理解され、この方には売りたくないと言ってお断りをされました

私が不動産会社の人間ですから、不動産会社の肩を持つような話になってしまいますが、このように自分の利益のことだけを考えて行動する買主様がいらっしゃいます(これを勧める不動産会社もあります)それはそれで正解なのかも分かりませんが、うまく立ち回っと思っていても不動産会社には全てばれている時が多々あります

安く買える事は大事なことだと思いますが、そこばかりに執着してしまうと、大事なサービスが受けられなくなることもあります

余計な話ですがご参考にしてください