不動産の豆知識

住宅ローンの説明 その② 失敗しない為に絶対に押さえ下さい

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前回の続き 住宅ローンの説明です

前回は住宅ローンの種類や金利についての説明でした
既にご存知の方も多い内容だったと思います

今回は都市銀行と地方銀行の違いや申込み時の注意などの説明です
長期のローンです、人生何があるか分かりません。失敗しない為に是非お読み下さい

目次

都市銀行と地方銀行が扱う住宅ローンの違い

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最初に申し上げますが、あくまでも私の私見と私が知っているエリアにはなりますが概ね全国的に似たような内容だと思います

都市銀行と地方銀行でもし迷っているのであれば地方銀行一択でいいと思います

そして何行かの地方銀行で検討して下さい

まず都市銀行ですが、一般的には地方銀行と比べると金利が高い所が多いと思います
最初の固定期間の金利の優遇は高いが固定期間が終了すると優遇幅が小さくなる所が多いです

たまにお客様から言われますが、会社が都市銀行と付き合いがある・給料振込が都市銀行だから有利なのではと言われます

はっきり申し上げると全く関係ありません

都市銀行は個人のお客様とのお付き合いはそんなに力は入れていないと思います
(大企業にしか関心がないと思います)
ですので住宅ローンに力を入れるより企業にドーンと融資をしたいですよね

その点地方銀行は地元の企業がメインとなります。そうすると融資額が伸びません
おのずと住宅ローンに力を入れます

都市銀行で金利交渉をして成功した事はありません(一般のお客様の場合)
しかし地方銀行は結構交渉に乗ってくれます。その他ガン団信などを金利アップなしで付けてくれたりします

昔は何となく都市銀行の方が店舗数が多く利便性が良いと言われて都市銀行を選ぶ方が多くまた以前の地方銀行は住宅ローン自体はありましたが逆に力を入れておらず融資条件も厳しい地方銀行が多かったです

今はネットバンクが進んでいますので家の近くに支店がなくても、そんなに不便は感じないと思います。

以上のことから私は地方銀行をお勧めします

住宅ローン申込み時の注意

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まずは自発的に動いて下さい

不動産会社やハウスメーカーの担当者に丸投げされる方がいますが、まずはご自身で各銀行の金利はチェックして下さい

その上でどこに申込みをするのかを一旦判断して下さい
そして不動産会社担当者に申込みしたい銀行を伝え事前相談を行って下さい

ご自身で銀行で申込みをしても良いのですが、たまに銀行によっては不動産会社を通した方が金利が安くなり事があります。これはお客様が直接銀行へ行くと一見様となり金利優遇幅が小さい時があります。それと仲介手数料を払うのですから銀行への橋渡しは不動産会社にやって貰った方が時間が節約できます。住宅ローンの事前相談用紙は基本どこの銀行の用紙も不動産会社やハウスメーカーには置いてあります

もし依頼をした会社からローン事務手数料や代行料が必要ですと言われたら、そこの会社との取引きは止めた方がいいでしょう。いくら請求されるかは会社次第ですが基本自分でも出来る事なのに高い代行料を請求される必要はないと思います。その辺のサービスも仲介手数料に含まれていると私は思っています

そして忘れてはならないのは必ず複数の銀行に必ず申込みをする事です

不動産会社やハウスメーカーに任せるとその担当者がやりやすい銀行が勧められます
その担当者の軽い言葉で「ここの金利が安いですよ」などど言う言葉を信じすぎず自分で確かめて下さい

特に地方銀行は競合していると金利を下げてきたり、金利が無理でも保証料やオプションに団信を金利上乗せなしで提案してくれる事もあります

今回のまとめ

  • 都市銀行と地方銀行を比べると地方銀行の方が金利が低い
  • 会社との取引や口座の有無は審査や金利に影響しない
  • 担当営業マン任せにせず必ず自分で金利を調べる
  • 複数の銀行に申込みを行い条件を比較する
  • 営業マンに事務手数料を支払うぐらいなら全て自分で行う

物件選びや住宅メーカー選びで、少し疲れてしまうと住宅ローンは担当営業マンの勧められるままに組む事が昔は多かったです。かくいう私もその一人です

しかし今はネットでの事前相談を行う所も増えてきましたし、土日に住宅ローン相談を行っている銀行も増えてきました不動産会社やハウスメーカーは物件を渡せば、基本そこで付き合いが終わります。

住宅ローンは長期の返済になります、ある意味物件よりも吟味しないといけないと思います
金利や諸条件はとても大事なポイントです

簡単には判断せずじっくり検討しましょう