今日はマンションとリノベーション工事について私見を述べさせて頂きます
最近よく(数年前からですが)マンションを購入してリノベーション工事をされる方が増えているようですが後々後悔する方もいらっしゃるようです
今日はそんなリノベーション工事の注意点について
マンションとリノベーションについて

まず前提としてリフォームとリノベーションの違いについての説明です
これもあくまでも私の見解です
リフォームは多少の間取り変更(4LDKを3LDKに変更)や床・クロス・設備の交換などの工事を指します。全面改装をしてもリフォームです
リノベーションは極端な例では室内をスケルトンにして一から工事を行います。キッチンの位置が変ったりなど全く別の部屋になってしまいます
工事費用を見てもリフォーム工事で全面改装しても500万円~ですがリノベーションの場合は1000万円をゆうに超えてくる場合が多いです
確かに新築マンションでは味わえない自分だけのオリジナルの部屋に生まれ変わります。とても魅了的なのですが落とし穴もあります
まず売却する場合です

リノベーションを希望される方はマンション購入費用よりもリノベーションに予算をかけたい方が多く必然的にマンション価格を抑えます
すると当然ですがマンションの築年数は古くなったりエリアの条件が悪くなってしまいます。仮にマンション価格が2,000万円・リノベーション価格が2,000万円でも、そのリノベーションに興味がない方からして見ると2,000万円のマンションなのです
そしてリノベーションを希望される方は他人がやったリノベーションよりも、やはり自分自身でリノベーションを行いたいのです
マンション全体の問題

次にマンション全体での問題です。先保も説明をしましたがマンションの価格を下げようとすると、どうしても築年数が古くなってしまいます
場合によっては既に35年から40年経過しているマンションもあります。ここで問題のなってくるのが建て替えの問題です
これまではマンションの建て替えは現実的ではなかったマンションも区分所有法が変更され以前よりも建て替えが容易になりました
もし5年前にマンションを購入して大金をかけてリノベーションをしても住人の多数決で可決されれば建て替えされてしまいます
この2点以外にも色々な懸念する所がありますがリノベーションを希望される場合はリセールがしやすいのか、少々古いマンションであれば、過去に建て替えが検討されなかったかを必ず確認の上、検討してください