会社の先輩から紹介された不動産営業の勧めでワンルームマンションを3部屋購入してしまった方の失敗事例
今回は最初から赤字の物件を購入したのか
あわせて赤字のワンルームマンション購入を勧めない訳を紹介します

投資ワンルームマンション購入について④失敗事例の紹介

投資をするのに何故赤字のワンルームマンションを購入してしまうのか
その理由は節税対策になると言われているようです
サラリーマンの方は(特に高収入の方)多くの所得税を支払われています。自営業のように経費を計上できる事も少ないです
そこでワンルームマンションを購入して減価償却や経費計上をする事により所得税を取り戻そうと勧める訳です
しかし、そもそも所得税を長年取り戻すことが出来るほどの減価償却が出来るのか分かりません。(本当か嘘か分かりませんが建物だけではなく土地を減価償却を勧められたと言う話を聞いた事もあります)
次に言われるのが生命保険です
ローンを利用する場合は団体信用生命保険に加入します。契約者が亡くなれば保険金でローンが完済となり遺族には無借金のワンルームマンションを残せるという訳です
これについては一理あるかとも思いますが長寿大国の日本です。まして自分が死ぬ事で残せると言った発想も如何なものでしょう(自宅は別です)
後はローンが完済されれば手元にお金が残るので私的年金になる
これらが赤字のワンルームマンションを勧める利用のようです
それでは私だったら絶対に赤字のワンルームマンションを購入しない理由について

まずは投資ですので100%上手く行く保証はありません
運用して行く間に赤字になる場合もあると思います
しかし最初から赤字のワンルームマンションを購入する理由が見当たりません
普通であれば少しでも利回りの良い(黒字)の物件を購入します
赤字のワンルームマンションを購入された方の特徴をご説明します
・家賃の目論見が甘い
まず購入された時の資料を拝見すると現在の家賃が何十年も続く予測をされています
しかしご自身がワンルームマンションを借りる時の事を考えれば分かりますが家賃が同額だった場合に築年数が古い部屋と新しい部屋、どちらを借りますか
家賃については私も予測になってしまいますが今後上昇して行く事は考えにくいと思います。昭和から平成初頭のバブル経済でも来れば別ですが賃金も上昇していない日本では難しいと思います
皆さんの収入が上がらない以上、家賃の上昇も見込めません
すなわち所有しているワンルームマンションの近くで新しいワンルームマンションが建設されれば、新規で借りる人は新しいお部屋を借りると思います
するとどうしても空室を避けたい場合は家賃を下げてでも募集する事になってしまいます
購入時のローンの年数にもよりますが私の所に相談にいらっしゃた方は35年で返済をしています
完済した時には築35年経過したマンションです
余程の立地でなければ現在の家賃のまま貸す事は難しいでしょう
※そもそも余程の立地であれば失敗しません
少し長くなってしまいましたので次回に続きます