不動産の豆知識

不動産購入とリフォーム工事について

先日、とあるテレビ番組でリフォーム詐欺についての特集が組まれていました

トイレの詰まり工事で百万円以上の工事代金を請求されたそうです

詐欺に遭われた方はトイレが詰まったので、ネット検索で工事代金の安い業者に問い合わせをされたそうです

すると色々な箇所が悪くなっているので、今すぐ修理をしないと大変なことになると言われ、工事を依頼し驚くような工事代金を請求されたそうです

 

この事例にかかわらず、昔からリフォーム詐欺やリフォームに関するトラブルは後をたちません

 

そこで今回は中古物件購入後に欠かせないリフォーム工事についてトラブルを避ける方法をお伝えさせていただきます

 

目次

不動産購入とリフォームについて

 

中古住宅や中古マンションを購入された方は、リフォーム工事をされる方がほとんどです

 

しかし、お客様の中で普段からリフォーム会社とのお付き合いがある方は、ほとんどいらっしゃらないと思います

 

すると、ネット検索やたまたま近くにあるリフォーム会社などに相談をされます

 

相見積もりをとる方も多いのですが、それでもなかなか問題は解決できません

 

リフォーム会社の選びの難しさ

 

 

実はリフォーム工事は、新築を建てるよりも難しい工事です

新築の場合は、図面通りに建築を行えば良いのですがリフォームはそんなわけにはいきません

 

大抵の現場ではリフォームする箇所とそうでない箇所があり高い技術力を求められます

 

壁や床なども1度めくってみないことには内部の状態が分かりません

 

このようなことから、リフォーム会社には高い技術力と対応力が求められます

 

しかし、リフォーム会社の場合は施工事例を実際に見る事はなかなか不可能です

 

ビフォーアフターを写真などで確認することができますが、実際の完成現場を見る事は難しいのです

 

これでは施工能力が高いのかどうか判断が難しいです

 

適正価格がわかりにくい

 

冒頭、述べたトイレのリフォーム詐欺に遭われた方もそうですが、費用が安ければ良いと言うわけではありません

 

もちろん、不当に高いのも論外ですが

 

リフォーム代金の高い安いについての判断は、なかなか一般の方では難しいと思います

 

つまり、相見積もりを取ってもどこが適正価格で、どの業者が腕が良いのかの判断できません

 

※基本的にあまりにも安いリフォーム会社は避けた方が良いと思います

 

誰かに相談しようにも、リフォームを経験された方とはそんなに多くはないと思います

 

以前、私から購入されたお客様がご自身で検索したリフォーム会社が見積もりに来たときの話です

 

その方は、リフォーム代金も住宅ローンで賄う予定でしたので、引き渡し前にリフォームの見積もりを取る必要がありました

 

すると、そのリフォーム会社はフローリングの貼り替え工事に対して既存のフローリングの上に新しいフローリングを貼るを提案していました

 

確かにこの方法であればフローリングの撤去費用が必要ありません

 

しかし当然ですが現在の床よりも新しく貼るフローリング材の分、床が高くなってしまいます

 

ドアの開け閉めもできなくなってしまうのですが、その分はドアを削りましょうと提案していました

 

さすがにお客様も不安になり、リフォーム会社が帰った後にご相談されました

 

私は予算を抑えたいのであれば、その方法でもいいと思いますが明らかに不格好になり、家の中も段差だらけになってしまうので、あまり良い方法ではないとご提案させていただきました

 

結果、そこのリフォーム会社とは契約をされませんでした

 

このように、何処よりも安い価格でリフォーム工事を行うとすれば無理な工事をしなければならなくなってしまいます

 

不動産もそうですが、リフォーム工事も安かろう悪かろうです

 

少し長くなってしまいましたので、次回も不動産購入後のリフォーム工事について説明させていただきます

 

ぜひ次回のブログをご覧ください