今日もいただいた質問について回答させていただきます
今回は住宅ローンの中でも少々わかりにくい変動金利についてご説明させていただきます
変動金利とは

フラット35などの固定金利は理解できるのですが変動金利はあまり理解されていない方も多いようです
そもそも変動と書いてあるので常に金利が変動しそうなイメージをもたれる方もいらっしゃいます
しかしこの変動金利と言うのは年に2回金利の見直しがあると言うことです。これも2回金利の見直しがあると言うだけで必ず金利が変わるわけではありません
そしてこの金利の上昇幅(下落幅)もルールがあります
これが1.25倍ルールと言われるものです
これはどんなに金利を上げようと思っても前の金利の1.25倍ずつしか上げることができません。これにより急激な金利上昇を抑えることになっております
次に5年ルール
これはどんなに金利が上がったり下がったりしても5年間の返済額は一定にしておくルールです。仮に5年間の間にずっと金利が上昇していったとしてもその5年間の返済額は変わる事はありません
これが変動金利のルールです
しかしここで注意が必要なのが仮に35年返済で変動金利を選択した場合金利が下がれば良いのですが金利が上昇した場合に5年間の返済額が変わらないとその間は元金の減りが少ないことになります。その場合は5年経過した翌月からの返済額が上がる可能性があります
また金利上昇に伴う元金が減っていない場合は最終的に一括で返済することになります
このように変動金利と言うのは固定金利と比べると毎月の返済額に対しての元金の減りが予測できず怖い点もあります。そういった理由から以前は変動金利を利用するお客様は非常に少なかったです
しかし今はこれまでの金利のデータなども銀行が出してくれるようになり実は変動金利が1番金利の変動がなくまた長期の固定金利よりも低水準で金利が移行しています。そういった理由から変動金利を選択される方が非常に多いです
実際に弊社のお客様で銀行にお勤めの方もたくさんいらっしゃいましたがやはり変動金利で住宅ローンを組んでいる方が多かったです
どうしても住宅ローンと言うのは完済してみないと、どの返済プランが1番得だったかは分かりにくいのですが今の金利情勢であれば変動金利は選択肢としては非常に良いのではないでしょうか
このように変動金利と言う言葉でリスクが高い金利だと思われがちですが実は1番低金利が変動金利なのですしかし長期の固定金利にもメリットはたくさんあります。仮に変動金利を選択された場合でも住宅ローンの金利動向は常にお調べになり、途中で固定金利に切り替えたり他の銀行への借り換えなども検討していきながら早く完済できるような計画をお立て下さい