不動産の豆知識

【危険・不動産購入で大失敗】最後は自己破産で精算③

前回までのあらすじ

念願のマイホームを購入しようと思った。Aさん

しかし、オートローンなどの借金があり、住宅ローンの仮審査が通りませんでした

このままでは家を購入することができません

そして不動産会社から驚くような提案がありました

 

【危険・不動産購入で大失敗】最後は自己破産することになりました高校卒業後、会社の寮に入り真面目に働かれてきましたが不動産購入をした事により、最後は自己破産をしてしまった方のお話です...

 

今回は、不動産会社からの怪しい提案

 

まず最初に説明をしておくと、住宅ローンを組む際に、オートローンやカードローンがあるからといって利用できないわけではありません

年収によっては、それらの借金があっても、住宅ローンを利用することが可能です

 

しかし、Aさんの場合は、まだまだそれほどの年収でもなく、オートローンやカードローンを抱えたまま住宅ローンを利用することが困難だったようです

 

そのような場合は、一旦自己資金でオートローンなどを完済する必要があります

しかし、Aさんにはそんな手持ち資金はありません

 

ここで不動産会社からの提案です

 

一旦私どもの方で借金を立て替えます

本来は、不動産会社が、購入を誘導する為に資金を用立てするのはいけない行為です

 

しかし、Aさんはこんな親切な不動産会社があるのかと思うからだそうです

 

 

オートローンなどを完済

 

 

まず、不動産会社からの提案はを取ろうと、カードローン合計約350万円の借金を一旦立て替えます

 

ここでよく行われるのがこの350万円を売買代金にプラスして販売することです(本来行ってはいけませんが)

 

 

しかし事は、そんな簡単な方法ではありませんでした

 

Aさんに提案された方は次の通りです

 

まず不動産会社から350万円を借りて、オートローン・カードローンを全て済する

 

次に、住宅ローンの仮審査を行い承認をもらう

 

不動産会社を売主とした売買契約を締結する

 

住宅ローンの本承認を得る

 

銀行と金銭消費貸借契約をする

 

次に、物件の引き渡しを受けるのですがここでAさんには新たに借金をする事を提案されていました

それはオートローンです

Aさんのオートローンは一旦完済されていました

 

その車を一旦下取りに出して再度買い戻す方法です

 

不動産会社の紹介された車屋さんが協力してくれると言われたそうです

この頃にはAさんは不動産会社の言う事には何の疑いもなかったそうです

 

そしてAさんが買い戻した自分の車の代金には不動産会社から借入した金額と紹介料が上乗せされていいたそうです

 

ここで巧妙なのが銀行との金銭消費貸借契約後に行った事です

住宅ローンの承認が下りれても、その後に借金があれば融資が不可となってしまいます

このタイミングで行う事で一旦貸したお金を不動産会社は回収する事に成功しました

 

まぁここまでの話であれば良い悪いは別として

どうしても欲しいAさんの協力し、紹介料を頂いただけの話ですが

事はそんなに簡単な話ではありませんでした

 

続く