不動産購入を購入する方のほとんどが住宅ローンを利用されます
この時に質問されるのが「頭金を入れた方がいいのか」・「頭金を貯めてから購入した方がいいのか」についてです
今回は不動産購入時の頭金について
「不動産購入」頭金の有る無し、どっちがいいの

結論から言うと頭金はどっちでもいいです
ここは色々な考え方がありますが、私はどっちでもいいと答えます
それは何故か
それは住宅ローンを利用するからです
住宅ローンを利用する時の一番大事な事は返済計画です
毎月の返済額・返済期間、これと毎月いくらの貯蓄(投資でも構いません)を設定するかです
例えば4,000万円の住宅を頭金なしで購入する場合(仮に諸費用を250万円とします)
すると総借入額は4,250万円
変動金利0.5%・返済期間30年で試算(65歳で完済予定)すると約127,000円の返済(ボーナス払いなし)となります
この12,700円の返済が出来て毎月、貯蓄も出来る家計であれば頭金がなくても購入するべきだと思います
仮に貯蓄があっても不動産購入時の頭金を入れる必要はないと思います。このあたりも住宅ローン控除とあわせてシミュレーションをして下さい
※しかし貯蓄があった方が選択肢が増える事は間違いありません。だからと言って頭金をこれから貯める位であれば今の金利の内に購入した方が得策です
同じ物件を購入する時に貯蓄が400万円あった時に諸費用分(250万円)だけ頭金を出すと住宅ローンは4,000万円になります
同じ条件で返済額を出すと毎月、約119,000円でその差は8,000円です
この差であれば私なら貯蓄には手を付けません
もし頭金を検討するのであれば750万円出して借入れ額を3,500万円まで下げます。すると毎月の返済は約104,000円でその差は23,000円で年間に276,000円を貯蓄に回す事ができ30年間で828万円です
ここに住宅ローン控除を目一杯、受けれるように設定する方がいいと思います
そして大事な事は仮に返済額が104,000円になっても今後の教育資金などで貯蓄や投資に回す事が出来ないのであれば頭金があってもお勧め出来ません
つまり不動産購入時の頭金の有る無しよりも重要な事はこれからの返済計画です
毎月の返済が厳しくなければ貯蓄を回す必要はありませんし、仮に貯蓄がなくても返済+貯蓄が両立するのであれば購入するべきです
しかし一転だけ
これまで貯蓄をしてこなかった事はいいのですが、家を購入すると驚くほどに維持費が必要です、それとあわせて教育資金などが必要となります。頭金がなくても家を購入する人は今後は貯蓄にお金を回す仕組みを考えておくといいと思います