不動産の豆知識

注文住宅トラブルについて・実は予兆が出ている事が多いのです

念願の注文住宅

家族みんなの希望を詰め合わせた夢のマイホーム

しかし注文住宅は分譲住宅よりもトラブルが多いのです

しかもそのトラブルには予兆が出ている事も

今回はそんな注文住宅ならではのトラブルと解決策を紹介します

 

目次

注文住宅トラブルについて・実は予兆が出ている事が多いのです

 

注文住宅で一旦トラブルになってしまうと解決まで多くの時間がかかり精神的にもかなりの負担となってしまいます

これまで弊社で土地を購入頂いたお客様にも考えられないようなトラブルが発生しました

 

トラブル1・引渡し前の入金

このトラブルは建物自体は完成していましたが外構工事が未完了でした

しかしメーカー担当者から建物は完成しているので残金を払うように言われました。引渡し当日には外構も完成していると思ったら全く工事が進んでいない

この家は高低差のある土地に建築されており玄関までの階段すら出来ていませんでした。仕方なく簡易的な梯子で暫く出入りをする事に

 

トラブル2・仕様が違う

この仕様ミスもよくあるトラブル事例です

これまで私が相談された事例が外壁のデザインが全く違う・洋室が和室になっていた・キッチンが違う等がありました

詳細な打ち合わせを行っていても起こりうるトラブルです

早期に発見出来れば変更も可能ですが既に完成間近の場合は交換出来ない事も

 

トラブル3・トラブルに対応してくれない

はっきり言ってトラブルが一回もない現場はないと思います

しかし直ぐに対応してくれるのかどうかはかなり違います

営業マンが退職してしまったなど、よく聞く話です

こうなると言った言わないで問題になってしまいます

迅速に対応してくれない等のクレームも多い相談です

 

それではそのようなトラブルを防ぐ方法ですが

 

残念ながら完璧は策はありません

しかし請負契約前に掴む事は出来る場合もあります

営業マンが途中で退職した

これは要注意です。元々業界的に離職率は高いのですが商談途中で退職した場合は会社に問題があるかも

現場監督の人数

その会社の規模にもよりますが多くの現場を一人の監督が管理している場合はミスが起こりやすいです

これも営業マンの離職と同様ですが会社から無茶な労働条件やクレーム処理などを強要されていると離職してしまいます

例えば工事ミスを無理矢理納得させてこいと言われた等

契約から引渡しまでの入金の確認

これは絶対に確認して下さい

特に最後の支払いは鍵と交換ではなく、外構工事も全て完了した時に支払うと請負契約に入れて下さい

 

これまで紹介したトラブルの要因で考えられるのは会社の資金面での体力です

外構工事が完了する前に入金を急がせるのも支払いの為かもしれません

注文住宅の場合はメーカーが多くの関連業者に立替払いや未納金が発生します

基礎屋・鳶・住宅設備のメーカー・大工など

これらの支払いが遅くなってしまうと次の工事に響きます

しかし会社に資金がなければお客様からの入金を急がせる事になります

実際にお客様と話すのは営業マンや監督ですので嫌になって会社を辞めてしまう

このような負の連鎖がお客様に負担をかけてしまいます

そしてこのような問題が発生した場合には会社に言っても一緒です

会社からの指示ですから

全てのトラブルが資金面ではないですが大きな要因になっている事は間違いありません

検討中のハウスメーカーのHPや社員数や勤続年数など世間話のついでに聞いて見て下さい

そして請負契約前に必ず契約内容の事前確認を忘れずに