不動産購入の話

不動産購入・住宅ローンはどうやって組むのが正しいですか

多くの方はマイホームを購入される時には住宅ローンを利用されます

しかし高額で長期返済となる「住宅ローン」は少しの誤算が命とりとなります

今回は上手な住宅ローンの利用法について

不動産購入・住宅ローンはどうやって組むのが正しいですか

住宅ローンでよく言われるのは借入れ可能額ではなく返済希望額で検討するという事です。きっと皆さんも一度はお聴きになった事があるのではないでしょうか

まずはこの事について説明すると借入れ可能額は前年度の年収で試算されます

しかもこの年収は税込みの金額で試算します

この税込みの点に問題があります

皆さんが実際に使えるお金は税引き後(手取り金額)です。つまり実際には使えないお金で試算しています。これでは少しでも給料が下がってしまうと生活が厳しくなってしまいます

この事もあり住宅ローンを利用する場合は返済希望額で試算すれば安心と言う訳です

ここまではよく聴く話です

それではこれでけで安心なのかと言うと大間違いです

今まで賃貸住まいの方はマイホームを持つと驚く程、お金が必要な事に驚かれます

それは修繕費用です

新築の家を購入しても定期的なメンテナンスが必要となります

代表的な所は白アリの予防・外壁の補修・屋根の補修・基礎のメンテナンスです。設備では給湯器交換が出てきます

外壁や屋根のメンテナンス費用は約100万円は必要です

賃貸の場合は全て大家が行っています

次に教育資金です

これは各家庭によって違いますが多くのご家庭はお子様の成長に合わせてマイホームを購入されます

小学校・中学校と進学される内に教育資金は上がります。塾や習い事などの費用が加算でしまい生活を圧迫される方も多いです

つまり返済希望額プラス教育資金などトータルで試算する事が大事です

住宅ローンの試算を行う時に現在の収入や生活費で行う方がいらっしゃいますが危険です。長期の返済です。将来的なお金の事も考えて返済希望額を検討しましょう

そして親の介護費用です

親の介護費用が必要になった場合はとても大変です

介護施設の入所費用は高く、特養等は待ちが多く簡単には入所出来ません。仮に自宅介護になったらフルタイムでの仕事が出来なくなってしまいます

 

このように年齢を重ねる程にお金が必要になっていきます

決して今の家賃などで返済希望額を設定せず長期にわたり、返済出来る金額で試算しましょう

 

次回は住宅ローンの返済方法について